アクセスアイコン
アクセス

春日部KT歯科

Web予約アイコン
Web予約
お電話でのご予約・お問合せ
     
Tel.048-737-1501

妊婦さんのお口の健康

Information

こんにちは!歯科助手の大嶋です。

妊娠中は誰もが歯周病や虫歯になりやすいと言われています。歯周病になってしまうと、母体だけでなくお腹の中の赤ちゃんにまで影響を及ぼします。健康の方と比べて、早産や低体重児出産のリスクが7倍も高まります。歯周病はタバコやアルコールよりもリスクが高い病気です。

では、なぜ妊婦さん誰もが歯周病や虫歯になりやすいのか…?

大きく分けて3つお話ししていきます。

①ホルモン影響

妊娠中は女性ホルモン(エストロゲンやプロゲステロンなど)の分泌量が多くなります。このホルモンを栄養源としている、歯周病菌が増えることにより歯周病が悪化します。

また、唾液には自浄作用といった汚れを洗い流す作用があります。ホルモンの影響で唾液の分泌量が減り、お口の中が乾燥しやすくなったり、ネバネバとした性状になるため、自浄作用が機能せず、お口の中で細菌が繁殖しやすくなります。ホルモンバランスによって、免疫力も低下するため、通常よりも歯周病や虫歯のリスクが高まります。

②食生活の変化

妊娠すると甘いもの、酸っぱいものを好んで食べ、食事が偏ります。一度に沢山食べられず、こまめに食事したり、ダラダラと食事したり、間食の回数が増える事で、お口の中のphが酸性に傾きます。通常お口の中のphは中性です。酸性になると、歯が溶けやすい状態になります。食事後唾液の働きによりphは中性に戻りますが、前文でもお話ししたとおり妊婦さんは唾液の分泌量が少ないため、酸性の状態が続き虫歯になるリスクが高まります。食事の際はよく咀嚼して唾液の分泌を高めましょう。

③つわりによるケア不足

つわりや体調不良で歯磨きを怠って普段通りにケアができず、汚れがお口の中に残ったままになります。そのような状態が続くと、細菌が繁殖しやすいお口の環境になります。また、つわりで嘔吐を繰り返すと胃酸でお口の中のphが酸性になります。

最後に♪

気をつけるのは妊娠中だけでなく、産後も重要です。お母さんのお口の中に虫歯や歯周病菌があると、食器の使い回しや口移し等でお子さんのお口の中へ菌がうつる可能性があります。

妊娠中は歯科治療の幅が制限されてしまいます。その前から歯科医院に通って、生まれてくる赤ちゃんのためにも早めに検診を受け、健康なお口を保ちましょう!

当院では妊婦さんやお子さんの身体に安全な口腔ケアグッズを処方しています。

心配事やお困りの事がございましたら、お気軽にご相談ください。